脱毛症や乏毛症、抜毛症等のお子さんにウィッグを。

「一般社団法人 ウィッグドネーションDa-re」は、脱毛症や乏毛症、抜毛症等のお子さんにウィッグをプレゼントする活動です。

一般社団法人 ウィッグドネーションDa-re

寄付総数200台!!

《ウィッグドネーションDa-re代表理事・新井 舞より》

この度、当団体からお髪の症状を抱えるお子様へのウィッグ寄付総数が200台に到達致しました。

間もなく設立から二年。このような喜ばしい結果に繋がったのは、メインスポンサーである㈱グランブルー様をはじめ、FANCL様、大勢の有志の皆様からの多大なるご支援のおかげでございます。心より厚く御礼申し上げます。

一方で、ウィッグ業界への新型コロナウィルスの影響はいまだ深刻な状況が続き(勿論、深刻なのはウィッグ業界だけではございません)、どのメーカー様も在庫確保に頭を抱えていらっしゃる状況と伺っております。
これまで通りの生産スケジュールが通用しなくなり、当団体も在庫と新規生産数を合わせていくのがなかなか難しく、この状況に慣れるまで時間を要しました。

そのため、ご応募からすぐにウィッグをお届けできたお子様もいらっしゃれば、一か月以上お待たせしてしまったお子様もおられました。
そんな中でも、お子様と一緒にウィッグのお届けを楽しみに待ち続けて下さっていた親御様には感謝してもし尽せぬ思いでございます。

サンクスレターのご返送もほとんどの方がご協力くださり、多くの支援者様へ感謝の気持ちをしっかりとお伝えできている状況です。
仔細につきましては、サンクスレターの紹介コーナー《喜びの声》を是非ご覧いただければと思います。

脱毛症、抜毛症、乏毛症、抗がん剤治療、手術痕、怪我・・・
髪を失う事情は様々であり、いつ誰がこうした症状を抱えることになってもおかしくないのが現実です。
大人でさえ激しくうろたえ、絶望する状況におかれながら、小さな体と心で頑張っている子供達。そんな彼らがウィッグという存在を知り、肌で感じる事で、「自分は大切に守られている存在なのだ」という事を心で受け止めてくれたなら、こんなに嬉しい事はありません。

インターネット、SNSの発達により誰とも簡単に繋がれる一方で、孤独を感じがちな現代社会。
ウィッグドネーションDa-reでは、「ウィッグ×手紙」という二つのツールのやり取りを通じてあたたかい心の交流を生むとともに、「あなたはひとりじゃない」というメッセージを支援者様・応募者様の双方に実感して頂ける仕組みを提供しております。

どうかこの活動が多くの方の目に留まり、見知らぬ誰かを思う優しさの連鎖が続いていく事を願います。

今後ともウィッグドネーションDa-reをよろしくお願い致します。

令和三年九月二十七日
一般社団法人ウィッグドネーションDa-re
代表理事 新井 舞